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社員インタビュー

Interview 03

技術営業

「新しい提案が求められる職場」営業職だった私が、エンジニアになるまで

新卒で入社した大久保さんは、勤務歴10年目。入社当初は技術営業だったが、現在は技術営業とエンジニアを兼任しています。どのような理由で、営業職とエンジニアという相反する業務を兼務することになったのか。その経緯を振り返りながら、NTKJという会社の特徴や働きがいを紹介していきます。

お客さまの分野は一般企業からアート分野、宇宙工学まで幅広い

ーー大久保さんは新卒でNTKJに入社されていますね。
学生時代は、山形大学で化学を専攻していました。大学院ではガラスの研究をし、さあ社会へ出ようという時にはガラスに限らず、新しいことにチャレンジしたかったんです。そんな時だったので「新しい価値を自ら作り出し、お客さんに提供しています」そんなNTKJのメッセージがスッと入ってきたんです。
ーー実際に入社してみていかがでしたか?
はじめは大変でしたね(笑)。正直、フレネルレンズと聞いてもなんのことかさっぱり分かりませんでしたし、加工機なんてものは見たこともなかったので。それでも研修を受け、少しずつ分かっていくようになるんです。大変でしたけど、辛かったといえばそうでもなく、常に新しいことにチャレンジしているので、刺激の多い日々でした。お客さまもいろんな分野の方がいらっしゃって、一般企業からアート分野、宇宙工学まで。一つ一つの案件に型がないのが、NTKJの特徴なのだと知りました。
ーー就活は何社ぐらい受けたんですか?
10社も受けてないんです。当時は、大手を受けた方がいいのか、地域密着の中小企業で専門的なことをやった方がいいのか、すごい迷っていました。いくつかの会社を受けている中で、研究者上がりの私には大企業はちょっと窮屈かもしれないなって感じていて。それと比べると、NTKJはフレンドリーな雰囲気もあって、部署の垣根もない。何にでもチャレンジできる自由度も高そうだった。こんなところで働きたいなって思ったんですね。
ーー大久保さんは入社して10年になりますが、現在は技術営業とエンジニアを兼ねているそうですね。二足のわらじはどういう経緯で?
入社当時は、技術営業という部署でした。営業といっても、出来上がった商品を売るような部署ではなく、現場を理解し、製品を理解し、光学を理解して、技術的な要素も勉強しながら、お客さまの要望を正しく理解した上で、社内の職人さんたちに橋渡しをするような業務です。自社の技術力を営業するという立場なのですが、飛び込み営業のようなものはなく、実態は国内外の企業からの相談窓口で、日々、さまざまな案件が飛び込んでくるんです。

技術営業から、エンジニアも兼務するようになるまで

ーーそんな技術営業からエンジニアの業務はどのように始まっていくんですか?
3、4年前から少しずつ開発的なところにも携わるようになったのですが、これは技術営業で窓口をやりながら、職人さんたちと二人三脚で、さまざまな課題にチャレンジしていく中で、自然と分かることが増えていったからなんです。お客さまからご相談いただく際に「これはチャレンジングな内容だな」ですとか「もしかしたらあの機械をこう使えばいけるんじゃないか」など、イメージできるようになってきたんです。それでいくつか私の提案した内容で実績が積み上がり、エンジニアの業務が始まっていくんです
ーーエンジニアという職業は、どこまでの領域を指しますか?
ものをつくるのは職人さんたちなので私は手を動かしません。その手前のアイディアとプログラム設計の領域ですね。
ーー営業の実績からエンジニアになるというプロセスそのものが、NTKJの会社を象徴しているようにも感じますね。
そんな気がします(笑)。ありがたいことに弊社には世界中からさまざまな相談が寄せられます。時代とともに相談内容は変わりますが、時に建物を照らす大きなLED照明であったり、より精度良く光が集められる検査機器などに使われる精密照明であったり、VR/AR用のグラスレンズであったりと、ジャンルはさまざまなのですが、大半の案件が「こういうものがあったらいいな」というお客さまからの課題であることは多いんです。
ーー数をこなしているうちに、自然とエンジニアになってしまったということですね。
そうなんです。私たちはお客さまの課題に対して、アイデアと技術で試行錯誤し、提案するんです。中にはうちの既製品を使って、というものもありますが、カスタムで新しいレンズを作らないといけないケースの方が多いんですね。

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